Voyage Bibliomaniac

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エックスサーバーへの移行でGoogle検索から記事が消えた話

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備忘録として書いておこう。

俺はNIGHTCAPという音楽ブログを運営している。昨日のお昼にどれぐらい読まれてるかGoogle AdSenseで見てみたら12PVと表示されていた。

8月は平均800PVぐらいが続いていたので、これは明らかに異常だ。原因を探ってみると、Google検索にインデックスされていた記事がすべて消えていた。

info:○○(URL)で検索すると、Googleにインデックスされているかどうかが分かるのだが、サイト内のどの記事もGoogle検索から消滅していたのだ。

記事をインデックスさせられない

インデックスさせるためには、Googleに記事の存在を認知させなければならないらしい。そこで使うのがGoogle Serch Console内の「Fetch as Google」だ。

www.google.com

ここにURLを入力し、「取得→下の表からインデックス登録をリクエスト→このURLのみをクロールする」を入力すれば、早ければ数分でインデックス登録されるらしい。

しかし数時間待っても記事はGoogle上に現れなかった。

原因はエックスサーバー移転による記事の重複だった

そこで色々探ってみると、同一コンテンツが別URLでGoogleに認知されている場合に、検索から弾かれるということが分かった。

実は先日、NIGHTCAPはXdomeinの無料サーバーから同社で有料のエックスサーバーへと移転したばかりだった。手続きが簡単でURLも変わらなかったので油断していたが、実はエックスサーバーでは同一アドレスにwww.を付けたものを自動生成していた。

今回の場合は、http://night-cap.net/というURLが元々あったところに、サーバー移転によってhttp://www.night-cap.net/というURLが新たに生まれていた。

同じサイトを表すものなので、それぞれが別サイトとして認識された結果、重複コンテンツとして弾かれていたわけだ。

Search Consoleに登録して対策

Googleに2つのURLが同一サイトであると教えなければならない。そのために使ったのも、上述のGoogle Search Consoleだ。

https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja

トップページにて、プロパティを追加をクリックし、今回登場した2つのURLを登録する。

登録時にはサイトの所有者であることを確認させる必要があるが、Googleアナリティクスと連携させるだけで完了できる。確認ページの「別の方法」の中に「Googleアナリティクス」があるので、そちらをクリック。

そして登録できた2つのURLの内、一つをクリックしダッシュボードへと入る。右上の歯車マークから、「サイトの設定」をクリックし、「使用するドメイン」の中から、メインにしたい方のURLを選択。そして「保存」をクリックする。

記事がインデックス出来るように

サイトの重複を解消した後に先ほど書いたFetch as Googleで再度、記事を認識させると無事にGoogle検索に記事がインデックスされた。

これで解決…かと思ったが…。

検索で出ない

タイトルをコピー&ペーストして検索するも、インデックスされた記事が表示されない。関連記事として名前が含まれる別記事ばかりが、検索窓に現れる。

まさかわずかな重複期間で、Googleのブラックリストに入ってしまったのだろうか。とにかく打つ手はない。このことは忘れて、つつましく暮らそう…。そう思ってふて寝した。

起きたら元に戻っていた

どうやらインデックスされたばかりの記事を、Googleが判定する期間があるらしい。12時間ばかりふて寝していたら、検索順位までばっちり元に戻っていた。きちんとインデックスされていることが確認できれば、待てば良かったのである。一喜一憂して損した気分だ。

しかしいい勉強になった。機会があるかはわからないが、サーバー移転の際は気を付けよう。それでは。