Voyage Bibliomaniac

旅先で本を読む至福を満たすブログ

終わらないで平成

今週のお題「#平成最後の夏」
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昔から終わりが苦手だった。映画のエンドロールは辛い気持ちになるし、アニメは最終話の手前で見るのをやめてしまう。卒業式の朝なんて最悪だ。

それなのに平成が終わってしまう。自分のこれまでをまるっと包み込んだ平成が。

しかも間の悪いことに、平成と一緒に色んなことが終わっていってる。1年留年して、来年いよいよ社会に出る。生まれてはじめて、地元を離れる。かすかな期待と多量の不安で具体性のない「どうしよう…」が毎日頭をよぎる。

最後の自由な夏って焦りがあるからか、思い付いたことは全部やってみた。ライター講座にも通ってみたし、でっかい仏像拝んでみたし、アイスボックスでかき氷を作ってみた。グレープフルーツ味のシャリシャリは、元々の良さを全て奪い去った味付き木屑だった。

本当に終わってしまうのか、平成。

もう来年以降はオフショルが見れないんじゃないかとか、鳥貴族はどこまで値上がりするんだろうとか。そういう漠然とした不安に駆られ続けてる。

終わってほしくない。平成と一緒に全部変わってしまう気がする。ずっとこのままでいたい。そういえば「ぼくのなつやすみ」も8月30日までしかやったことない。

あとラジオでハンバートハンバートの「永遠の夕日」流すのもやめてほしい。彼女にフラれてから立ち直ってない自分に気づいてしんどいし。ラーメン屋で急に流れてきて、中華そばの味わからなくなったわ。良い歌です。

でもよく考えたら、鳥貴族の値段があがっても鳥二郎は値段が据え置きのままだ。これからも俺の心の給水機だ。平成最後の夏はハイボールを飲み続けよう。君とチャンジャだけはいつまでも変わらないでいて、鳥二郎フォーエバー…。