大阪・ミナミで60年。昭和の空気を閉じ込めた定食屋の名物料理・セイロンライスとは?
ニューライト
ライブハウスのような外観。ミナミの中心地に程近く、アメ村エリアの端っこの、その先にある定食屋。
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ビラだらけで機能していないショーケースの向こう側。昭和の空気がこびりつく店内には、数多くのサインがならび、この店が積み重ねてきた歴史を感じさせる。
60年に渡って開発されてきたメニューの多様さ。今回はその中から名物料理・セイロンライスにカツが乗った、セイロンカツを食べてみた。
愛されB級グルメ・セイロンカツ
セイロンライスとは、いわば完璧に混ぜられたカレーライス。しかし決して単なるカレーではなく、独自の味付けがなされている。60年間継ぎ足して守られ続けてきたデミグラスソースが、その味の秘密だ。
辛さのなかによく煮込まれた野菜の優しい甘さがある独自の味で、アメ村のソウルフードの地位を確立してきた。関西のカレーといえばやはり甘辛い味でなくては。
カツは薄めで食べやすいながらも、ジューシな味わい。ソースが最初からかかっている。具としてたっぷりと煮込まれた牛肉と玉ねぎが入っている。カレーにソースをいれる昭和の味が好きな人なら、セイロンカツも間違いなくはまるだろう。
そして関西の風習ともいうべき、自然に投入されている卵黄。全体をまろやかに引き締め、味を変化させるだけでなく、まとめ上げる。ジューシーさに清涼と濃厚を。
基本情報
- 営業時間:11:00~20:30(日・祝は19:30)
- ラストオーダーは30分前
- 駐車場なし、目の前にコインパーキング有
- 全席喫煙可
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有名人も多数訪れている名定食屋・ニューライト。ここでしか食べられないカレー風味のB級グルメを、ぜひご賞味あれ。それでは。