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【ティアキン小ネタ】ゲルドの街の隠し要素,裏セリフ【ゼルダ】

ゲルドの街で発見した隠し要素や小ネタ、裏セリフなどを解説する。

ボトルメールを流しているキャリバンにボトルを持っていくと…

地下街に入ってすぐのところにいる

ボトルメールを流し続けているキャリバン。話しかけると邪魔くさそうにされるのだが、彼女が地下水路に流しているボトルメールを持っていくとこんな反応に。

結婚候補のヴォーイとしてロックオンされる。その後は地下街への入り口から向かって左の調理場にキャリバンがいるようになる。

話しかけると「微妙な料理」をもらえるのだが、マックスラディッシュを使っているからか、「微妙」でもハートが4つ回復する

ちなみにボトルメールをキャリバンに持っていくのは、キャリバンがボトルメールを落としている穴の下にあるツボにウルトラハンドでくっつけて、そのまま持ち上げるのが楽。

昼の恋愛教室に参加する方法

地下街で行われている恋愛教室は、一定の空間内に立ち寄ったり生徒に話しかけると怒られる。複数回繰り返すと地下牢に入れられるなどガードが堅い。しかし、恋愛教室の奥にあるマネキンと同じ熱砂装備を着て、マネキンの横に並べばバレずに参加できる

シークレットクラブの場所

熱砂装備はゲルドの街にあるシークレットクラブで売っているので、地下水路からトーレルーフで入ろう。特に報酬などはないが、テンパるワーシャ先生が面白い。

夜の恋愛教室について

夜の恋愛教室は悩みをかかえた大人たちが通っていて、積極的に協力を求められる。それぞれ、素のリンクだと上手くいかないので下記の対応が必要。

  1. ネリッシュ:目が隠れている装備をつけること
  2. プレスタ:ゲルドの街のバーでヴァーイミーツヴォーイというカクテルを買って持っていること
  3. デルタン:カカリコ村の中心でココナが売っているワッカ飾りを持ってくること(ポーチに入らないので武器や盾にスクラビルドする)

こちらも、特に報酬などはないのだが、クリア後は上記の三名が前向きになる。

前作でフラれた原因が明らかになったデルタン

ただデルタンは前作・ブレスオブザワイルドで、結婚を目前にしてフラれ、バーで酔いつぶれていた過去を持つキャラクター。その失恋の傷は深い。昼間にゲルドの街北側のスナザラシレンタルの正面の家に入ると、デルタンが昼寝をしている。その時の寝言がメチャクチャ悲しく、恋愛教室での成功程度でこの傷は癒えないようだ。

ルージュの日記について

ルージュの玉座がある部屋の上に行くと、ルージュの日記が置いてある。ゲルドの街のストーリークリア後は内容が追記されて芸が細かい。

TIPSを教えてくれるパトリシアちゃん

玉座向かって左の空間には、ルージュの愛スナザラシであるパトリシアちゃんがいる。パトリシアちゃんの前にフルーツを置くと、クエスト「八人目の英雄」で必要な球の場所を「座標」で教えてくれるのだが、クエストクリア後にフルーツをあげると、ちょっとした豆知識を教えてくれるようになる

ちなみにルージュは前作・ブレスオブザワイルドで、夜になるとパトリシアちゃんのぬいぐるみで遊んでいた。今作では少し成長し、そういう姿を見せなくなったのだが、夜になるとパトリシアちゃんが恋しくなるらしく、こんなセリフをいう。

地下牢の入り方のバリエーションが多い

クエスト「八人目の英雄」の進行で地下牢に入らないといけないのだが、意外と地下牢に入る方法が多い。

  • 街中で服を脱ぐ
  • 街中でイーガ団マスクをつける
  • 昼の恋愛教室を何回も邪魔する
  • 隣の部屋から侵入する

このように色々な方法で投獄されることが出来る。複数回繰り返すとセリフが変わったりして芸が細かい。ただシークレットクラブの中では脱いでも大丈夫なようだ。また隣の部屋から侵入する方法では特に罪を犯していないので、牢の中から門番のカットルにはなしかけるとめちゃくちゃ慌てる。

このツボのところから地下牢に侵入できる

また、地下牢に入れられたときはカットルに話しかけるだけでなく、トーレルーフで脱獄することも出来る。勝手に外に出た後にカットルに話しかけると…

大きめのリアクションで驚いてくれる。

ちなみに地下牢に収監されているワビスケは、前作のサブクエストでリンクがしのび草を渡し、恋のキューピッド役となった(フィローネ地方のラブポンドでのサブクエスト)。お相手のベティは前作では武士のような話し方だったのだが、かなり丸くなってシークレットクラブで働いている。

兵士に攻撃すると反撃される

兵士の方々に攻撃すると普通に反撃されて吹っ飛ばされる。座ってる兵士に切りかかっても立ち上がって攻撃してくる。

ウィッダについて

街中で「新しく来る子」を待っている人がいるが、ハイラル北西にあるイチカラ村でのクエストを終えると、エノキダの娘ウィッダがゲルドの街で暮らすようになる。

アイシャを口説くリンク

ゲルドの最強武器である七宝のナイフ、盾を作るには、アクセサリーショップのオーナーであるアイシャが戻ってこなければならない。

彼女は町の西の方でモルドラジークに絡まれているので助けてあげよう。こうしてアイシャの命の恩人になったリンクだが、街に戻ってきたアイシャに話しかけると…

「顔を見に来ただけ」という妙にチャラい選択肢が出てくる。どうしたリンク。

エノキダの看板を盾につけてても普通にほめてくれる

ちなみに七宝装備は、両方つけている場合やどちらか一方だけつけている場合でルージュの反応が変わるという芸の細かさ。

ちらつくチンクルの影

玉座を正面に見て左方向の家には、2冊のレシピ本が置いてある。そのうちの一冊は少々高い場所にあるので、足場を持ってこないと読めない。

このレシピ本を書いたのはラ・タームと名乗る人物なのだが、「妖精さんに憧れ、清い身を守り続けて35年」と書かれていることから、作者が過去のゼルダシリーズに登場した緑色のおっさん・チンクルであることが示されている

ちなみに前作・ブレスオブザワイルドでは、恋愛教室の先生・ワーシャと、アクセサリーショップのオーナー・アイシャが共にラ・タームへ好意を寄せ、ライバル関係になっていたことが語られていた。しかしチンクルは妖精一筋なので、「清い身を守り続け」どちらとも前に進まなかったのだろう。

おわりに

エステの前で呼び込みをしているハイリア人・ユーリは前作でゲルドの街に旅行に来ていた人だった。サブクエストにすら絡まないようなキャラクターたちが、前作から引き続き人生を歩んでおり、子供たちは全員一段階成長している。この圧倒的な世界観の作りこみ、まるで本当に生きているかのように、前作から引き継がれたキャラクターたち。なんと素晴らしいことか。

ストーリーの本筋に絡まないキャラクターたちに、本編と絡まないような生活感や面白みのあるセリフを言わせるのは、1994年に任天堂が発売した「MOTHER2」の影響が大きいと言われている(スマブラにも登場する"ネス"が主人公の作品)。

こういった革新的な表現をゲームで表現してきた任天堂だからこそ、このティアーズオブザキングダムにおいても、各キャラクターたちを大切にした表現が突き詰められたのだろう。

作中にある多くのやりこみ要素と同様に、隠しセリフや特に報酬の無い各キャラクターの行動変化など、面白い要素を見つけて楽しんでいけたら最高だ。それでは。

前作・ブレスオブザワイルドの公式設定集が発売されている。膨大な設定画やその解説、これまでに制作されたイラストや各事項の年表など、『ゼルダの伝説』30周年記念で作られた書籍ということもあって、ファン必見の一冊である。