有名税理士YouTuber・ヒロ税理士が6/8に出版した『日本一わかりやすいひとり社長の節税』のレビュー。フリーランスや個人事業主の人には、これだけの裏ワザ的節税策があったのか!
『日本一わかりやすいひとり社長の節税』
この本の最大の特徴は、税金の本らしからぬ”分かりやすさ”である。税金というものは、知らなければ知らないだけ不利なものだ。そして日本にはあまりにも多くの税金知識弱者がいる。
きっとヒロ税理士は、そんな個人事業主やフリーランス、あるいは会社の社長に向けてこの本を書いたのだろう。
この本に書かれているのは、個人事業主が会社を設立した場合のメリットとデメリットだ。特に後半に記載されている法人オーナーが使える15項目に渡る節税策は素晴らしい。
節税とは
いわゆる脱税(儲けたお金を隠したり、本当は払っていないお金を払ったことにしたり…)と言った犯罪行為と、節税は大きく異なる。
本来の制度を詳しく知ることで、税金を下げることが出来るケースがある。『正当にルールの範囲内で、最大限を尽くして税金を下げること』これが節税である。
税務署は税金の漏れは指摘しても、正当なルールの範囲内での税金の下げ方は教えてくれないので、自分で勉強して自営しなければならない。
この本1冊でかなりの範囲が網羅
あくまで入門者向けに書いていながらも、書かれている内容は非常にマニアックで、『裏ワザ』的な節税策も多い。正直言って、プロでもこれを見ながらお客様に提案が出来るのではないかと思った(※この記事を書いている私は税務関連の仕事に就いています)。
なぜならこの本が、お客様に説明するときの分かりやすくかみ砕かれた言葉で書かれているからだ。
ぜひ税金の話ってなんだか難しそう…と考えている方も、一度ご覧になってください。