Voyage Bibliomaniac

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メンタリストが語る集中の方法『自分を操る超集中力 /DaiGo』

自分を操る超集中力

妙に力強いタイトルと、モデル然としたメンタリストにつられて一読。なんと集中力を高めれば、平均的な社会人の6ヶ月分の生産性を1日で発揮することも可能だそうだ。マジかよ。DaiGoは集中力の修行を積んでいるので、1日に20冊の本を読めるそうだ。平均的な社会人が1ヶ月に読む本は3冊、つまり6か月分なら…?という驚異の計算式だ。ちなみに本当に頭の中にインプット出来ているのかについては触れられていなかった。グレーに踏み込まない業界人の鑑だ。

イントロダクションからこういった内容だったので、少し読む気を無くしかけたが、中身に踏み込んでいくと的を射たことも書かれていたのでご紹介したい。

集中の方法

特に割かれているのが集中の方法で、適正なコーヒーの量やら、ペン立ての色やら、かなり細かいところまで書かれている。使えると思った分だけ取捨選択出来ればかなりいい本なんじゃないだろうか。例えば頭から不安を取り除いたり、選択肢を一時的に見えなくして、目の前のことに取り組む方法が紹介されていた。このあたりはかなりメンタリストっぽい。メンタリストが何なのかは知らないが。

やる気を出す方法

集中にはやる気が必要で、自分のモチベーションを上げるための方法も多数紹介されていた。その中で面白いなと思ったのが、30分ごとに区切りをつける方法。30分たったら、今している作業を止めて5分休憩する。絶対に延長しない。こうすることで、自分の中に「もう少しやりたいのに」という感覚を植え付け、やる気をアップしていくという方法だ。彼は焦らし効果と呼んでいた。そしてなんとこの方法は、ダラダラ仕事に取り組むことを防ぐ。30分以内に仕事を終わらせたくなるからだ。一石二鳥の手法で、メンタリストすごいと言わざるを得ない。

結局超人技

中には、世界トップレベルの人が行っている集中術も紹介されている。瞑想だったり、20分の仮眠で睡眠欲を断ち切れる強い意志だったり、修行の道は長い。DaiGoはコーヒーを飲んでから、そのカフェインが吸収される前に10分だけ仮眠を取ってから作業をするらしい。のび太並みの寝つきの良さだ。

簡単に実践できないものもあるが、役立つ内容も盛りだくさんの『自分を操る超集中力』。生産性を上げたい方は是非。

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力